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矯正歯科
公開:2025.06.09
更新:2025.06.09

子どもの指しゃぶりと歯並びは関係がある?

こんにちは。神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックです。 

小さなお子さまの指しゃぶりは、よく見られるしぐさの一つです。眠いときや不安なときに安心感を得るためにすることが多く、成長とともに自然と減っていくケースもあります。しかし、指しゃぶりの習慣が長く続くと、歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼすことがあるのをご存知でしょうか?

今回は、指しゃぶりと歯並びの関係、そして親御さんが気をつけたいポイントについて詳しく解説します。

指しゃぶりが歯並びに与える影響

指しゃぶりが続くと、歯に不自然な力が加わり、以下のような影響を及ぼすことがあります。

出っ歯(上顎前突)

指が長時間上の前歯を前方へ押し出すため、前歯が前方に突き出す「出っ歯」になることがあります。見た目の問題だけでなく、口が閉じにくくなったり、発音や咀嚼にも影響が出ることがあります。

開咬(かいこう)

上下の前歯の間にすき間ができて前歯で食べ物が噛み切れない状態になることを「開咬」と言います。これは、指が前歯の間に挟まることで起こりやすく、自然なかみ合わせが妨げられてしまいます。

顎の発育への影響

指しゃぶりによる持続的な圧力で、上顎の成長が過剰になったり、下顎の発育が抑制されたりすることもあります。その結果、上下の顎のバランスが乱れ、将来的に矯正治療が必要になる可能性もあります。

いつまでなら大丈夫?

指しゃぶりは、3歳頃までであれば基本的に心配はありません。この時期までは精神的な安心を得る手段として自然な行動とされています。しかし、4歳を過ぎても続くようであれば注意が必要です。乳歯が生えそろい噛み合わせが形成されていく大事な時期に、指しゃぶりの習慣があると歯並びへの影響が出やすくなります。

指しゃぶりをやめるための工夫

子どもに無理やりやめさせようとすると、かえってストレスを与えてしまうことがあります。以下のような自然にやめられる環境作りが大切です。

  • 手を使う遊び(お絵かき、ブロックなど)を積極的に取り入れる
  • 指しゃぶりをしていたら、やさしく声をかける
  • 夜の安心感を高めるためにぬいぐるみやタオルを代わりに持たせる
  • シールなどで「やめられた日」を記録し、褒めてあげる

それでもやめられない場合は、小児歯科での相談もおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。指しゃぶりは赤ちゃんや幼児期には自然な行動ですが、長期間続くと歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。特に4歳を過ぎても習慣が残っている場合は、やさしく声かけをしたり、代替手段を提案したりして少しずつやめられるようサポートしてあげましょう。

矯正について気になることがある方は、ぜひ神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックにご相談ください。

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