電話予約 078-939-8860 ネット予約 LINE予約
アゴを抑えている女性の様子

顎関節症治療

顎関節症とは

顎関節症とは、口を開ける際に顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に痛みを感じたり、関節音がするなどの症状を引き起こす、顎の関節や筋肉に関する疾患です。これらの症状が1つ以上ある場合に、顎関節症と診断されることがあります。特に女性に多く見られ、10代後半から症状を訴える方が増え、20代から30代が最も多い年代です。 命に関わるような疾患ではありませんが、日常生活に支障をきたすことがあるため、気になる症状がある方は治療を受けることをおすすめします。適切な診察や検査を受けた上で、医師による治療を行い、自己管理によるケアを続けることで、症状の改善が期待できます。 生活の質を向上させるために、少しでも気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。

西神そうあい歯科の院長とスタッフ

顎関節症の症状例

顎関節痛・咀嚼筋痛

口を大きく開けようとすると、顎の関節や咀嚼筋に痛みを感じる場合は、顎関節痛や咀嚼筋痛と呼ばれる症状です。この痛みは、食事や会話など日常的な動作にも影響を与えることがあります。顎関節や筋肉に負担がかかると、顎関節症の一つの症状として現れることが多く、早期の対処が大切です。

開口障害

口を開けようとしても十分に開けられない状態は、開口障害と呼ばれる症状です。顎関節や咀嚼筋に問題が生じ、関節や筋肉がスムーズに動かなくなるために起こります。開口障害は、食事や会話に支障をきたすことがあり、顎関節症の症状の一つとして現れることが多いです。

顎関節雑音

顎を動かすと音が鳴る状態は、顎関節雑音と呼ばれます。この音は、顎の関節が正常に動いていない場合に生じることが多く、「カクッ」「パキッ」といった音が鳴ることがあります。顎関節雑音は、痛みを伴わないこともありますが、放置すると痛みや開口障害など他の症状が現れる可能性があります。

顎関節症の原因

  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 噛み合わせの乱れ
  • 偏咀嚼(片側だけで噛む習慣)
  • 頬づえ、うつぶせ寝、不良姿勢
  • 頬の内側や舌、爪を噛む癖
  • 事故やけんか、スポーツによる外傷
  • 慢性的なストレス
  • 不適合な修復物
    (入れ歯や被せ物が合っていない)

西神そうあい歯科では、治療前に丁寧なヒアリングと検査を行い、原因の分析を徹底しています。症状の原因をしっかりと理解することが、治療をスムーズに進めるための近道だと考えています。患者さんと医師が原因を共有し、共通認識を持つことで、より効果的な治療を進めることができます。

顎関節症の治療方法

顎関節症の治療方法は明確になっておらず、歯科医院によって異なる場合があります。主な顎関節症の治療方法としては、以下のものが挙げられますが、西神そうあい歯科では患者さんへのヒアリングや検査を行った上で、最適な治療方法を提案いたします。

スプリント療法

スプリント療法とは、就寝中にマウスピースを装着することで顎関節への負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりを改善する治療方法です。このマウスピースは、患者さんの口に合ったものをオーダーメイドで製作します。顎関節の負担を軽減することで、痛みや違和感の改善を目指す治療です。

運動療法(開口訓練)

関節円板がずれてしまった場合には、運動療法を取り入れ、関節円板を元に戻すための運動を行います。さらに、顎周りの筋肉をストレッチして、口を開ける量を増やす治療も併用します。これらの治療は、顎の可動域を広げ、顎関節への負担を軽減することを目的としています。

ボトックス治療

咬筋(こうきん)にボトックスを注入する治療は、肥大した筋肉を小さくし、食いしばりなどの症状を軽減することができる方法です。ボトックスによって、筋肉の過剰な働きを抑えることで、顎への負担を和らげる効果が期待できます。

治療価格は¥30,000(税込)となります。詳しいことについてはお気軽にお尋ねください。

心身医学療法

顎関節症は、ストレスが原因で発症することもあります。そのため、ストレスの原因を取り除いたり、軽減したりすることが重要です。西神そうあい歯科では、患者さんのストレス度合いをチェックし、ストレスの原因に対するアプローチを一緒に考えていくことで、顎関節症の治療をサポートします。

理学療法

顎周辺の筋肉が緊張している場合、電気を流したり、マッサージを行うことで筋肉の緊張を和らげ、改善を目指します。筋肉をほぐすことで、血流が良くなり、痛みの軽減が期待できます。これらの治療は、筋肉の疲労やこりを和らげ、顎関節にかかる負担を減らすためのアプローチです。

薬物療法

薬を使って顎の痛みを緩和する治療方法です。特に筋肉の緊張が強い場合には、痛みやこりを和らげる薬を用いることがあります。ただし、現在服用している薬がある場合は、必ず医師にお伝えいただくこと必要があります。治療を安全かつ効果的に行うため、薬の併用についても確認させていただきます。

顎関節症治療の流れ

1

受付・問診

受付・問診

2

ヒアリング・検査

ヒアリング・検査

3

治療計画・治療期間の提示

治療計画・治療期間の提示

4

治療完了・定期検査

治療完了・定期検査

顎関節症治療に関する
よくある質問

Q放置するとどんな問題が起きますか

顎関節症をそのままにしておくと、痛みや不快感が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。最悪の場合、口が開けにくくなったり、顎関節の動きが制限されることもあります。

Q顎関節症の治療は保険適用されますか?

顎関節症の治療は保険適用が可能です。ただし、治療内容や方法によって適用範囲が異なる場合がありますので、詳しくはご相談ください。

Q口が開かないので、早急に診てもらいたいです。

口が開けないほどの症状が出ている場合、早急に診察が必要です。ご連絡いただければ、できるだけ早く対応させていただきます。

Q顎がカクカク音を立てますが、これは顎関節症ですか?

顎を動かすと音が鳴るのは、顎関節症の一つの症状である可能性があります。まずは詳しい診察を受け、症状を確認してみましょう。

Q顎関節症の治療にはどれくらいの期間がかかりますか?

治療期間は症状の程度や治療方法によって異なりますが、数週間から数ヶ月かかることが一般的です。まずはご相談いただき、適切な治療計画を立てていきます。

Q顎関節症は自然に治ることがありますか?

顎関節症が自然に治る場合もありますが、放置して悪化することもあります。痛みや不快感がある場合は、早めに診察を受けて適切な治療を受けることが大切です。