コラム

こんにちは。神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックです。

インビザライン治療では、歯の動きをより正確にコントロールするために「ゴムかけ（顎間ゴム）」を併用することがあります。ゴムかけは治療効果を高める大切なステップですが、やり方を誤ったり、自己流で続けてしまうと期待した効果が得られないこともあります。

今回は、顎間ゴムを使用する際に知っておきたい注意点について解説します。

正しい位置に装着することが最も大切

ゴムは指示された位置に正確にかけることが何より重要です。ゴムをかける位置が少しでもずれると、必要な方向に力がかからず、歯が意図しない方向に動いてしまう可能性があります。とくにインビザラインの場合、アライナーに付けたボタンやカットアウトを基準に装着するため、最初の数日は戸惑うこともあります。鏡で確認しながら手順を繰り返し、確実な装着を習慣化していきましょう。

ゴムは毎日新しいものに交換する

ゴムは見た目には変わらなくても、時間とともに伸びたり、弾性が弱くなったりします。力が弱まると十分な矯正力がかからず、治療効果が落ちてしまいます。基本的には1日1回の交換が目安ですが、飲食中に外したり、破れてしまったりした場合は、その都度新しいゴムに交換してください。ゴムは清潔に保つ必要があるため、ポケットに直接入れるのは避け、専用のケースや袋に入れて持ち歩くと安心です。

ゴムかけに痛みがあっても自己判断で中断しない

ゴムかけを始めたばかりの頃は、歯が引っ張られるような痛みや違和感を感じることがありますが、多くは数日で慣れていきます。痛みがあるからと自己判断で中断してしまうと、治療計画が狂ってしまう可能性があります。ただし、強い痛みやゴムがすぐ外れてしまう、ボタン周辺がこすれて傷になるなどのトラブルがある場合は、必ず歯科医院へ連絡し指示を受けてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインのゴムかけは、治療効果を高めるための重要なサポートです。毎日決められた時間は必ずゴムかけを忘れないようにし、今回ご紹介したようなちょっとした心がけで治療結果に大きな差が生まれます。

矯正について気になることがある方は、ぜひ神戸の歯科医院そうあいデンタルクリニックにご相談ください。